「ナイル殺人事件」がつまらない。そう思う人は一定数います。
何故「ナイル殺人事件」がつまらないと感じる人がいるのか。
本記事では、つまらないと感じる人はこういう所がつまらないと感じるんだろうなという点を考察をしていきたいと思います。
ちなみに私は面白いと思いましたよ(^▽^)
今回紹介するのは下記の4つ
目次
①犯人や犠牲者をある程度予想できる
推理モノやミステリー系のドラマや映画を見慣れている方だと割と早い段階で察する可能性が高いです。
まず犯人像についてですが最初の犠牲者が金持ちで資産家である点を考慮すると、このことによって得するのは誰なのかというのがおのずと分かってきたりします。
伏線とも言えるのですが第2,第3の犠牲者は殺される前にポアロとの会話の中で犯人を知っていることを匂わす発言をしていました。
つまり勘のいい人なら分かると思いますが口封じのために殺されるのだろうと予測がつきます。
原作が1937年と古い作品ということもあり凡庸な展開で意外性に欠けると感じる方も少なくないようです。
②原作「ナイルに死す」と異なる部分がある
特に顕著なのが登場人物の数が原作よりも少なく、登場人物一人一人の乗船までの背景等が無く、内容が薄いと感じる点です。
登場人物も容疑者の頭数を合わせるためだけにいるのかな?と首をかしげたくなる人も一定数いると思います。
そのため登場人物一人一人に感情移入や愛着が湧くということは起こりにくいです。
ただこの映画は約2時間6分の映画のため、時間の関係上仕方のない部分ではあると思います。
③サイモンの脚が撃たれた後に誰も彼の側で寄り添わないことの違和感
個人的に結構違和感を感じた場面なのですが何も疑問視しない人もいるようですね。
サイモンは脚を撃たれて負傷しました。
常識的に考えれば近くにいる人間が救護に当たるというのが自然なのかなと思うのですがそれがありませんでした。
しかしこれが殺人事件の引き金となりました。
④全体的に迫力が無くモッサリとしている
アクションシーンのような派手なシーンが無いせいかストーリーのテンポが遅いと感じる人が多いようです。
この映画の雲行きが怪しくなるのは1時間が経過したあたりからです。
それまでの1時間は安穏とした雰囲気が漂うため見ている側からすると退屈に感じる人もいるでしょう。
■見どころ(おすすめポイント)は?
「ナイル殺人事件」は実際のところ面白いの?それともつまらないの?
そう思った方は上の予告編映像(YouTube動画)もチェックしてみてください。
それでは、「ナイル殺人事件」の見どころをご紹介します。
見どころ:逃げ場の無い船内の独特な緊張感
死人が出てからの夜の緊張感は凄まじいものがあります。
いつ自分殺されるのか分からないから可能であればこの船から逃げたい。
だけどそれは出来ないので何とか陸に着くまで凌がなければならないという緊迫感を乗客からはひしひしと感じました。
乗客の表情などから窺える緊張感や緊迫感を味わってほしいものです。
■印象に残ったシーン
ポアロが犯人を暴くシーンです。
推理モノやミステリー系に慣れている方はこの時点で既に犯人が分かっている可能性もありますが、私は全く分からず衝撃的でした。
犯人は発覚しましたが、当然船内に警察はいません。
犯人は拳銃を所持しています。
ポアロと犯人の攻防を是非目撃下さい。
犯人は誰なのか?最終的にどうなるのか今すぐネタバレを知りたい方は以下の記事をご覧下さい。
→ナイル殺人事件の犯人は誰?犯人の動機や犠牲者の情報等含めたガチのネタバレ記事!
【まとめ】
今回は何故「ナイル殺人事件」がつまらないと感じる人がいるのかについて解説しました。
本記事は肝心な部分のネタバレは控えておりますので気になった方は是非見てみて下さい。